Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > opensslライブラリ > OpenSSL::SSL::SocketForwarderモジュール

module OpenSSL::SSL::SocketForwarder

クラスの継承リスト: OpenSSL::SSL::SocketForwarder

要約

to_io で返されるソケットオブジェクトにメソッドを フォワードするモジュールです。

OpenSSL::SSL::SSLSocketOpenSSL::SSL::SSLServer と いったソケットの SSL ラッパクラスにソケット関連のメソッドを定義するため に使われます。

インスタンスメソッド

addr -> Array

ラップされているソケットの接続情報を返します。

IPSocket#addr と同様です。

closed? -> bool

ラップされているソケットが close していたら true を返します。

do_not_reverse_lookup=(bool)

真を渡すとアドレスからホスト名への逆引きを行わなくなります。

BasicSocket#do_not_reverse_lookup と同様です。

[PARAM] bool:
真で逆引きを抑制します
fcntl(cmd, arg=0) -> Integer

ラップされているソケットに対してシステムコール fcntl を実行します。

IO#fcntl と同様です。

[PARAM] cmd:
IO に対するコマンドを、添付ライブラリ fcntl が提供している定数で指定します。
[PARAM] arg:
cmd に対する引数を整数、文字列、booleanのいずれかで指定します。
[EXCEPTION] Errno::EXXX:
fcntl の実行に失敗した場合に発生します。
[EXCEPTION] IOError:
既に close されている場合に発生します。
getsockopt(level, optname) -> String

ラップされているソケットのオプションを設定します。

BasicSocket#getsockopt と同様です。

[PARAM] level:
getsockopt(2) の 第二引数のlevel に相当する整数を指定します
[PARAM] optname:
getsockopt(2) の 第三引数のoption_name に相当する整数を指定します
peeraddr -> Array

ラップされているソケットの接続先相手の情報を返します。

IPSocket#peeraddr と同様です。

setsockopt(level, optname, optval) -> 0

ラップされているソケットのオプションを設定します。

BasicSocket#setsockopt と同様です。

[PARAM] level:
setsockopt(2) の level に相当する整数を指定します
[PARAM] optname:
setsockopt(2) の option_name に相当する整数を指定します
[PARAM] optval:
設定される値を文字列で指定します。
[EXCEPTION] Errno::EXXX:
オプションの設定に失敗した場合発生します。
module OpenSSL::SSL::SocketForwarder