Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rdoc/optionsライブラリ > RDoc::Optionsクラス

class RDoc::Options

クラスの継承リスト: RDoc::Options < Object < Kernel < BasicObject

要約

rdoc コマンドのオプションを解析するためのクラスです。

それぞれのオプションの詳細に関しては、rdoc/使いかた を参照してくだ さい。

インスタンスメソッド

all_one_file -> bool

コマンドライン引数の --one-file を指定していた場合、もしくは --fmt オプ ションに xml 指定した場合に true を返します。そうでない場合は false を 返します。

charset -> String

コマンドライン引数の --charset オプションで指定した文字コードを文字列で 返します。

指定しなかった場合は、$KCODE に応じた値になります。

coverage_report -> Integer | false

コマンドライン引数の --coverage-report オプションを指定していた場合、指 定した数値を返します。

指定しなかった場合は false を返します。

coverage_report=(val)

コマンドライン引数の --coverage-report オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
数値オブジェクトか false を指定します。
css -> String

コマンドライン引数の --style オプションで指定した URL を文字列で返しま す。

diagram -> bool

コマンドライン引数の --diagram オプションを指定していた場合、true を返 します。そうでない場合は false を返します。

dry_run -> bool

コマンドライン引数の --dry-run オプションを指定していた場合、true を返 します。--no-dry-run オプションを指定していた場合、false を返します。

どちらも指定しなかった場合は false を返します。

dry_run=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --dry-run オプションと 同様の指定を行います。

[PARAM] val:
--dry-run オプションと同じ指定を行う場合は true、そうでない 場合は false を指定します。
encoding -> Encoding

コマンドライン引数の --encoding オプションを指定していた場合、指定した エンコーディングに対応する Encoding オブジェクトを返します。

指定しなかった場合は Encoding.default_external の値を返します。

encoding=(val)

コマンドライン引数の --encoding オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
設定する Encoding オブジェクトを指定します。
exclude -> Regexp

コマンドライン引数の --exclude オプションで指定した正規表現を返します。 複数指定していた場合は、1 つの Regexp オブジェクトにまとめられた ものを返します。

exclude=(val)

コマンドライン引数の --exclude オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
設定するパターンを Regexp オブジェクトで指定します。
extra_accessor_flags -> {String => String}

コマンドライン引数の --accessor オプションで指定したアクセサがキー、ア クセサの種類が値のハッシュを返します。

値は r、w、rw のいずれかです。それぞれ attr_reader、attr_writer、 attr_accessor に対応します。

extra_accessors -> Regexp | nil

コマンドライン引数の --accessor オプションで指定したアクセサの名前すべ てにマッチする正規表現オブジェクトを返します。

指定しなかった場合は nil を返します。

fileboxes -> bool

コマンドライン引数の --diagram オプション、--fileboxes オプションを指定 していた場合、true を返します。そうでない場合は false を返します。

files -> [String]

解析するファイルの一覧を文字列の配列で返します。

force_output -> bool

コマンドライン引数の --force_output オプションを指定していた場合、true を返します。--no-force_output オプションを指定していた場合、false を返 します。

どちらも指定しなかった場合は true を返します。

force_output=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --force_output オプショ ンと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
--force_output オプションと同じ指定を行う場合は true、そうで ない場合は false を指定します。
force_update -> bool

コマンドライン引数の --force_update を指定していた場合に true を返しま す。そうでない場合は false を返します。

formatter -> nil

使用されていません。常に nil を返します。

formatter=(val)

使用されていません。

generator -> Generator

コマンドライン引数の --fmt オプションで指定した文字列に応じた Generator を返します。

指定しなかった場合は、HTML に対応する Generator を返します。

generator=(val)

コマンドライン引数の --fmt オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
設定する Generator を指定します。
hyperlink_all -> bool

コマンドライン引数の --hyperlink-all オプションを指定していた場合、 true を返します。

指定しなかった場合は false を返します。

hyperlink_all=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --hyperlink-all オプショ ンと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
--hyperlink-all オプションと同じ指定を行う場合は true、そう でない場合は false を指定します。
image_format -> String

コマンドライン引数の --image-format オプションで指定した名前を文字列の 配列で返します。

指定しなかった場合は 'png' を返します。

include_line_numbers -> bool

コマンドライン引数の --include-line-numbers を指定していた場合に true を返します。そうでない場合は false を返します。

inline_source -> bool

コマンドライン引数の --inline-source オプションか --one-file を指定して いた場合、もしくは --fmt オプションに xml 指定した場合に true を返しま す。そうでない場合は false を返します。

line_numbers -> bool

コマンドライン引数の --line-numbers オプションを指定していた場合、true を返します。--no-line-numbers オプションを指定していた場合、false を返 します。

どちらも指定しなかった場合は false を返します。

line_numbers=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --line-numbers オプショ ンと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
--line-numbers オプションと同じ指定を行う場合は true、そうで ない場合は false を指定します。
main_page -> String | nil

コマンドライン引数の --main オプションで指定したファイル名、クラス/モ ジュール名を返します。

指定しなかった場合は nil を返します。

main_page=(val)

コマンドライン引数の --main オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
設定するファイル名、クラス/モジュール名を文字列で指定します。
merge -> true | nil

コマンドライン引数の --merge オプションを指定していた場合、true を返し ます。そうでない場合は nil を返します。

op_dir -> String

コマンドライン引数の --op オプションで指定したディレクトリを返します。

--ri、--ri-site、--ri-system オプションにも影響される事に注意してください。

[RETURN]
設定されたディレクトリを文字列で返します。
op_dir=(val)

コマンドライン引数の --op オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
設定するディレクトリを文字列で指定します。
op_name -> String

コマンドライン引数の --opname オプションで指定した名前を文字列で返しま す。

parse(argv) -> ()

コマンドライン引数を解析します。

[PARAM] argv:
コマンドライン引数を文字列の配列で指定します。

また、以下のような指定をした場合は標準エラーに出力を行い、終了コード 1 でプログラムを終了します。

  • --extension オプションに拡張子を 2 つ指定しなかった場合
  • --extension オプションに new=old を指定した時に old を扱えるフォーマッ タがない場合
  • --fmt オプションに扱えない出力を指定した場合
pipe -> bool

コマンドライン引数の --pipe オプションを指定していた場合、true を返しま す。そうでない場合は false を返します。

pipe=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --pipe オプションと同 様の指定を行います。

[PARAM] val:
--pipe オプションと同じ指定を行う場合は true、そうでない場合 は false を指定します。
promiscuous

コマンドライン引数の --promiscuous を指定していた場合に true を返します。 そうでない場合は false を返します。

quiet -> bool

コマンドライン引数の --quiet オプションを指定していた場合、true を返し ます。そうでない場合は nil を返します。

rdoc_include -> [String]

コマンドライン引数の --include オプションで指定したディレクトリを文字列 の配列で返します。

指定しなかった場合は ['.'] を返します。

show_all -> bool

コマンドライン引数の --all オプションを指定していた場合、true を返しま す。そうでない場合は false を返します。

show_all=(val)

val に true を指定した場合、コマンドライン引数の --all オプションと同様 の指定を行います。

[PARAM] val:
--all オプションと同じ指定を行う場合は true、そうでない場合 は false を指定します。
show_hash -> bool

コマンドライン引数の --show-hash オプションを指定していた場合、true を 返します。そうでない場合は false を返します。

tab_width -> Integer

コマンドライン引数の --tab-width オプションで指定した数値を返します。

template -> String

コマンドライン引数の --template オプションで指定した名前を文字列の配列 で返します。

指定しなかった場合は 'html' を返します。

template_dir -> String | nil

コマンドライン引数の --template オプションで指定したテンプレートに対応 するディレクトリを返します。

オプションの解析前は nil を返します。

template_dir=(val)

コマンドライン引数の --template オプションで指定したテンプレートに対応 するディレクトリを設定します。

[PARAM] val:
パスを文字列で指定します。
title -> String | nil

ドキュメントのタイトルを返します。指定されていない場合は nil を返します。

title=(string)

ドキュメントのタイトルがまだ設定されていない場合に string で指定した文 字列に設定します。

コマンドライン引数で既に --title オプションが指定されていた場合には、そ ちらを優先します。

[PARAM] string:
設定するタイトルを文字列で指定します。
verbosity -> 0 | 1 | 2

プログラムの解析時に表示する情報の詳細さを数値で返します。

以下の値を指定する事ができます。

0(--quiet オプションを指定した場合)

情報を表示しません。

1

通常の表示を行います。

2(--verbose オプションを指定した場合)

詳細な情報を表示します。

verbosity=(val)

プログラムの解析時に表示する情報の詳細さを数値で指定します。

[PARAM] val:
何も表示しない場合は 0、通常の表示を行う場合は 1、詳細な表示 を行う場合は 2 を指定します。

[SEE_ALSO] RDoc::Options#verbosity

visibility -> :public | :protected | :private

コマンドライン引数の --visibility で指定したオプションを Symbol で返します。

visibility=(val)

コマンドライン引数の --visibility オプションと同様の指定を行います。

[PARAM] val:
:public、:protected、:private のいずれかを指定します。
webcvs -> String | nil

コマンドライン引数の --webcvs オプションで指定した URL を文字列で返しま す。

指定しなかった場合は nil を返します。

class RDoc::Options