class Win32::Registry::PredefinedKey + Win32::Registry + Enumerable + Win32::Registry::Constants
クラスの継承リスト: Win32::Registry::PredefinedKey < Win32::Registry < Enumerable < Win32::Registry::Constants < Object < Kernel
要約
特異メソッド
create(key, subkey, desired = KEY_ALL_ACCESS, opt = REG_OPTION_RESERVED)
create(key, subkey, desired = KEY_ALL_ACCESS, opt = REG_OPTION_RESERVED) {|reg| ... }
-
[TODO]
レジストリキー key 下にキー subkey を作成し, 開いたキーを表す Win32::Registry オブジェクトを返します。 key は親のキーを Win32::Registry オブジェクトで指定します。 親のキーには定義済キー HKEY_* を使用できます (⇒Win32::Registry::Constants)
サブキーが既に存在していればキーはただ開かれ,Win32::Registry#created? メソッドが false を返します。
ブロックが与えられると,キーは自動的に閉じられます。
expand_environ(str)
-
[TODO]
str の %\w+% という並びを環境変数に置換します。 REG_EXPAND_SZ で用いられます。
詳細は以下の Win32 API を参照してください。
- ExpandEnvironmentStrings: http://msdn.microsoft.com/library/en-us/sysinfo/base/expandenvironmentstrings.asp
new(hkey, keyname)
-
[TODO]
new(key, subkey, desired = KEY_READ, opt = REG_OPTION_RESERVED)
new(key, subkey, desired = KEY_READ, opt = REG_OPTION_RESERVED) {|reg| ... }
open(key, subkey, desired = KEY_READ, opt = REG_OPTION_RESERVED)
open(key, subkey, desired = KEY_READ, opt = REG_OPTION_RESERVED) {|reg| ... }
-
[TODO]
レジストリキー key 下のキー subkey を開き, 開いたキーを表す Win32::Registry オブジェクトを返します。 key は親のキーを Win32::Registry オブジェクトで指定します。 親のキーには定義済キー HKEY_* を使用できます (⇒Win32::Registry::Constants)
desired はアクセスマスクです。opt はキーのオプションです。 詳細は以下の MSDN Library を参照してください。
- Registry Key Security and Access Rights: http://msdn.microsoft.com/library/en-us/sysinfo/base/registry_key_security_and_access_rights.asp
ブロックが与えられると,キーは自動的に閉じられます。
time2wtime(time)
-
[TODO]
Time オブジェクトまたは Integer オブジェクトを受け取り, 64bit の FILETIME に変換します。
type2name(type)
-
[TODO]
レジストリ値の型を整数から可読文字列に変換します。
wtime2time(wtime)
-
[TODO]
64bit の FILETIME を Time オブジェクトに変換します。
詳細は以下の MSDN Library を参照してください。
- FILETIME Structure: http://msdn.microsoft.com/library/en-us/sysinfo/base/filetime_str.asp
インスタンスメソッド
self[name, wtype = nil]
-
[TODO]
レジストリ値 name に value を書き込みます。
オプション引数 wtype を指定した場合は,その型で書き込みます。 指定しなかった場合,value のクラスに応じて次の型で書き込みます:
- Integer REG_DWORD
- String REG_SZ
- Array REG_MULTI_SZ
self[name, rtype] = value = nil
-
[TODO]
_dump
-
[TODO]
all? -> bool
all? {|item| ... } -> bool
-
すべての要素が真である場合に true を返します。 偽である要素があれば、ただちに false を返します。
ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果 が真である場合に true を返します。ブロックが偽を返した時点で、 ただちに false を返します。
例:
# すべて正の数か? p [5, 6, 7].all? {|v| v > 0 } # => true p [5, -1, 7].all? {|v| v > 0 } # => false
any? -> bool
any? {|item| ... } -> bool
-
すべての要素が偽である場合に false を返します。 真である要素があれば、ただちに true を返します。
ブロックを伴う場合は、各要素に対してブロックを評価し、すべての結果 が偽である場合に false を返します。ブロックが真を返した時点 で、ただちに true を返します。
例:
p [1, 2, 3].any? {|v| v > 3 } # => false p [1, 2, 3].any? {|v| v > 1 } # => true
class
-
[TODO]
close
-
[TODO]
close
-
[TODO]
開かれているキーを閉じます。
閉じられた後では,多くのメソッドは例外を発生します。
collect {|item| ... } -> [object]
map {|item| ... } -> [object]
-
各要素に対してブロックを評価した結果を全て含む配列を返します。
ブロックを省略した場合、 obj.collect {|item| item } を実行します。 これは Enumerable#to_a と同じです。
例:
# すべて 3 倍にする p [1, 2, 3].map {|n| n * 3 } # => [3, 6, 9]
count -> Integer
count(item) -> Integer
count {|obj| ... } -> Integer
-
レシーバの要素数を返します。
引数を指定しない場合は、レシーバの要素数を返します。 このとき、レシーバが size メソッドを持っていればそちらを使用します。 レシーバが size メソッドを持っていない場合は、要素数を一つずつカウントします。
引数を一つ指定した場合は、レシーバの要素のうち引数に一致するものの 個数をカウントして返します(一致は == で判定します)。
ブロックを指定した場合は、ブロックを評価して真になった要素の個数を カウントして返します。
- [PARAM] item:
- カウント対象となる値。
例:
ary = [1, 2, 4, 2] ary.count # => 4 ary.count(2) # => 2 ary.count{|x|x%2==0} # => 3
create(subkey, desired = KEY_ALL_ACCESS, opt = REG_OPTION_RESERVED)
-
[TODO]
Win32::Registry.create(self, subkey, desired, opt) と同じです。
created?
-
[TODO]
キーが新しく作成された場合,真を返します。 (⇒Win32::Registry.create)
cycle(n=nil) -> Enumerable::Enumerator
cycle(n=nil) {|obj| ... } -> object | nil
-
Enumerable オブジェクトの各要素を n 回 or 無限回(n=nil)繰り返し ブロックを呼びだします。
n に 0 もしくは負の値を渡した場合は何もしません。 繰り返しが最後まで終了した場合(つまりbreakなどで中断しなかった場合) は nil を返します。 このメソッドは内部の配列に各要素を保存しておくため、 一度 Enumerable の終端に到達した後に自分自身を変更しても このメソッドの動作に影響を与えません。
a = ["a", "b", "c"] a.cycle {|x| puts x } # print, a, b, c, a, b, c,.. forever. a.cycle(2) {|x| puts x } # print, a, b, c, a, b, c.
- [RETURN]
- ブロックを指定しなかった場合は、Enumerable::Enumerator を返します。 レシーバが空の場合は nil を返します。
delete(name)
delete_value(name)
-
[TODO]
レジストリ値 name を削除します。 (標準) レジストリ値を削除することはできません。
delete_key(name, recursive = false)
-
[TODO]
サブキー name とそのキーが持つすべての値を削除します。
recursive が false の場合,そのサブキーはサブキーを持っていてはなりません。 true の場合,キーは再帰的に削除されます。
num_keys
max_key_length
num_values
max_value_name_length
max_value_length
descriptor_length
wtime
-
[TODO]
キー情報の個々の値を返します。
find(ifnone = nil) -> Enumerable::Enumerator
detect(ifnone = nil) -> Enumerable::Enumerator
find(ifnone = nil) {|item| ... } -> object
detect(ifnone = nil) {|item| ... } -> object
-
要素に対してブロックを評価した値が真になった最初の要素を返します。
真になる要素が見つからず、ifnone も指定されていないときは nil を返します。 真になる要素が見つからず、ifnone が指定されているときは ifnone を call した結果を返します。
- [PARAM] ifnone:
- call メソッドを持つオブジェクト (例えば Proc) を指定します。
例:
# 最初の 3 の倍数を探す p [1, 2, 3, 4, 5].find {|i| i % 3 == 0 } # => 3 p [2, 2, 2, 2, 2].find {|i| i % 3 == 0 } # => nil # ifnone の使用例 ifnone = proc { raise ArgumentError, "item not found" } p [1, 2, 3, 4, 5].find(ifnone) {|i| i % 7 == 0 } # ArgumentError: item not found
disposition
-
[TODO]
キーの disposition 値を返します。 (REG_CREATED_NEW_KEY または REG_OPENED_EXISTING_KEY)
drop(n) -> Array
-
Enumerable オブジェクトの先頭の n 要素を捨てて、 残りの要素を配列として返します。
- [PARAM] n:
- 捨てる要素数。
a = [1, 2, 3, 4, 5, 0] a.drop(3) # => [4, 5, 0]
drop_while -> Enumerable::Enumerator
drop_while {|element| ... } -> Array
-
ブロックを評価して最初に偽となった要素の手前の要素まで捨て、 残りの要素を配列として返します。
ブロックを指定しなかった場合は、Enumerable::Enumerator を返します。
a = [1, 2, 3, 4, 5, 0] a.drop_while {|i| i < 3 } # => [3, 4, 5, 0]
each {|name, type, value| ... }
each_value {|name, type, value| ... }
-
[TODO]
キーが持つレジストリ値を列挙します。
each_cons(n) -> Enumerable::Enumerator
enum_cons(n) -> Enumerable::Enumerator
each_cons(n) {|list| ... } -> nil
enum_cons(n) {|list| ... } -> nil
-
要素を重複ありで n 要素ずつに区切り、 ブロックに渡して繰り返します。
enum_cons は 1.9.1 以降ではなくなっています。 代わりに each_cons を使ってください。
- [PARAM] n:
- ブロックに渡す要素の数です。正の整数を与えます。 要素数より大きな数を与えると、ブロックは一度も実行されません。
例:
(1..10).each_cons(3){|v| p v } # => [1, 2, 3] # [2, 3, 4] # [3, 4, 5] # [4, 5, 6] # [5, 6, 7] # [6, 7, 8] # [7, 8, 9] # [8, 9, 10]
[SEE_ALSO] Enumerable#each_slice
each_key {|subkey, wtime| ... }
-
[TODO]
キーのサブキーを列挙します。
subkey はサブキーの名前を表す String です。 wtime は最終更新時刻を表す FILETIME (64-bit 整数) です。 (⇒Win32::Registry.wtime2time)
each_slice(n) -> Enumerable::Enumerator
enum_slice(n) -> Enumerable::Enumerator
each_slice(n) {|list| ... } -> nil
enum_slice(n) {|list| ... } -> nil
-
n 要素ずつブロックに渡して繰り返します。
要素数が n で割り切れないときは、最後の回だけ要素数が減ります。
enum_slice は 1.9.1 以降ではなくなっています。 代わりに each_slice を使ってください。
- [PARAM] n:
- 区切る要素数を示す整数です。
例:
(1..10).each_slice(3) {|a| p a} # => [1, 2, 3] # [4, 5, 6] # [7, 8, 9] # [10]
[SEE_ALSO] Enumerable#each_cons
each_with_index -> Enumerable::Enumerator
enum_with_index -> Enumerable::Enumerator
each_with_index {|item, index| ... } -> self
-
要素とそのインデックスをブロックに渡して繰り返します。
self を返します。
例:
[5, 10, 15].each_with_index do |n, idx| p [n, idx] end # => [5, 0] # [10, 1] # [15, 2]
to_a -> [object]
entries -> [object]
-
全ての要素を含む配列を返します。
find_all -> Enumerable::Enumerator
select -> Enumerable::Enumerator
find_all {|item| ... } -> [object]
select {|item| ... } -> [object]
-
各要素に対してブロックを評価した値が真であった要素を全て含む配列を 返します。真になる要素がひとつもなかった場合は空の配列を返します。
find_index -> Enumerable::Enumerator
find_index {|obj| ... } -> Integer | nil
-
要素を先頭から順にブロックに渡して評価し、最初に真になった要素のインデックスを返します。 一つも真にならなければ nil を返します。
(1..10).find_index {|i| i % 5 == 0 and i % 7 == 0 } #=> nil (1..100).find_index {|i| i % 5 == 0 and i % 7 == 0 } #=> 34
ブロックを指定しなかった場合は、Enumerable::Enumerator を返します。
first -> object | nil
first(n) -> Array
-
Enumerable オブジェクトの最初の要素、もしくは最初の n 要素を返します。
Enumerable オブジェクトが空の場合、引数を指定しない形式では nil を返します。 引数を指定する形式では、空の配列を返します。
- [PARAM] n:
- 取得する要素数。
e = "abcd".each_byte e.first #=> 97 e.first(2) #=> [97,98] e = "".each_byte e.first #=> nil e.first(2) #=> []
flush
-
[TODO]
キーの全てのデータをレジストリファイルに書き込みます。
grep(pattern) -> [object]
grep(pattern) {|item| ... } -> [object]
-
pattern === item が成立する要素を全て含んだ配列を返します。
ブロックとともに呼び出された時には条件の成立した要素に対して それぞれブロックを評価し、その結果の配列を返します。 マッチする要素がひとつもなかった場合は空の配列を返します。
- [PARAM] pattern:
- 「===」メソッドを持つオブジェクトを指定します。
例:
['aa', 'bb', 'cc', 'dd', 'ee'].grep(/[bc]/) # => ["bb", "cc"] Array.instance_methods.grep(/gr/) # => ["group_by", "grep"]
group_by -> Enumerable::Enumerator
group_by {|obj| ... } -> Hash
-
ブロックを評価した結果をキー、対応する要素の配列を値とするハッシュを返します。
(1..6).group_by {|i| i%3} #=> {0=>[3, 6], 1=>[1, 4], 2=>[2, 5]}
hkey
-
[TODO]
member?(val) -> bool
include?(val) -> bool
-
val と == の関係にある要素を含むとき真を返します。
- [PARAM] val:
- 任意のオブジェクト
info
-
[TODO]
キー情報を以下の値の配列で返します:
- num_keys サブキーの個数
- max_key_length サブキー名の最大長
- num_values 値の個数
- max_value_name_length 値の名前の最大長
- max_value_length 値の最大長
- descriptor_length セキュリティ記述子の長さ
- wtime 最終更新時刻 (FILETIME)
詳細は以下の Win32 API を参照してください。
inject(init = self.first) {|result, item| ... } -> object
inject(sym) -> object
inject(init, sym) -> object
reduce(init = self.first) {|result, item| ... } -> object
reduce(sym) -> object
reduce(init, sym) -> object
-
リストのたたみこみ演算を行います。
最初に初期値 init と self の最初の要素を引数にブロックを実行します。 2 回目以降のループでは、前のブロックの実行結果と self の次の要素を引数に順次ブロックを実行します。 そうして最後の要素まで繰り返し、最後のブロックの実行結果を返します。
要素が存在しない場合は init を返します。
初期値 init を省略した場合は、 最初に先頭の要素と 2 番目の要素をブロックに渡します。 また要素が 1 つしかなければブロックを実行せずに最初の要素を返します。 要素がなければブロックを実行せずに nil を返します。
- [PARAM] init:
- 最初の result の値です。任意のオブジェクトが渡せます。
- [PARAM] sym:
- ブロックの代わりに使われるメソッド名を表す Symbol オブジェクトを指定します。 実行結果に対して sym という名前のメソッドが呼ばれます。
例:
# 合計を計算する。 p [2, 3, 4, 5].inject {|result, item| result + item } #=> 14 # 自乗和を計算する。初期値をセットする必要がある。 p [2, 3, 4, 5].inject(0) {|result, item| result + item**2 } #=> 54
この式は以下のように書いても同じ結果が得られます。
result = 0 [1, 2, 3, 4, 5].each {|v| result += v } p result # => 15 p [1, 2, 3, 4, 5].inject(:+) #=> 15 p ["b", "c", "d"].inject("abbccddde", :squeeze) #=> "abcde"
inspect
-
[TODO]
keyname
-
[TODO]
Win32::Registry.open または Win32::Registry.create に指定された subkey の値を返します。
keys
-
[TODO]
max -> object
-
最大の要素を返します。 全要素が互いに <=> メソッドで比較できることを仮定しています。
要素が存在しなければ nil を返します。 該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
max {|a, b| ... } -> object
-
ブロックの評価結果で各要素の大小判定を行い、最大の要素を返します。 要素が存在しなければ nil を返します。
ブロックの値は、a > b のとき正、 a == b のとき 0、a < b のとき負の整数を、期待しています。
該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
- [EXCEPTION] TypeError:
- ブロックが整数以外を返したときに発生します。
max_by -> Enumerable::Enumerator
max_by {|item| ... } -> object
-
各要素を順番にブロックに渡して実行し、 その評価結果を <=> で比較して、 最大であった値に対応する元の要素を返します。
要素が存在しないときは nil を返します。 該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
Enumerable#max と Enumerable#max_by の 違いは Enumerable#sort と Enumerable#sort_by の違いと同じです。
[SEE_ALSO] Enumerable#sort_by
min -> object
-
最小の要素を返します。 全要素が互いに <=> メソッドで比較できることを仮定しています。
要素が存在しなければ nil を返します。 該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
min {|a, b| ... } -> object
-
ブロックの評価結果で各要素の大小判定を行い、最小の要素を返します。 要素が存在しなければ nil を返します。
ブロックの値は、a > b のとき正、a == b のとき 0、 a < b のとき負の整数を、期待しています。
該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
- [EXCEPTION] TypeError:
- ブロックが整数以外を返したときに発生します。
min_by -> Enumerable::Enumerator
min_by {|item| ... } -> object
-
各要素を順番にブロックに渡して評価し、 その評価結果を <=> で比較して、 最小であった値に対応する元の要素を返します。
要素が存在しないときは nil を返します。
該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
Enumerable#min と Enumerable#min_by の 違いは Enumerable#sort と Enumerable#sort_by の違いと同じです。
[SEE_ALSO] Enumerable#sort_by
minmax -> [object, object]
minmax {|a, b| ... } -> [object, object]
-
Enumerable オブジェクトの各要素のうち最小の要素と最大の要素を 要素とするサイズ 2 の配列を返します。
該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
一つ目の形式は、Enumerable オブジェクトのすべての要素が Comparable を 実装していることを仮定しています。二つ目の形式では、要素同士の比較を ブロックを用いて行います。
a = %w(albatross dog horse) a.minmax #=> ["albatross", "horse"] a.minmax{|a,b| a.length <=> b.length } #=> ["dog", "albatross"] [].minmax # => [nil, nil]
[SEE_ALSO] Enumerable#sort
minmax_by -> Enumerable::Enumerator
minmax_by {|obj| ... } -> [object, object]
-
Enumerable オブジェクトの各要素をブロックに渡して評価し、その結果を <=> で比較して 最小の要素と最大の要素を要素とするサイズ 2 の配列を返します。
該当する要素が複数存在する場合、どの要素を返すかは不定です。
Enumerable#minmax と Enumerable#minmax_by の 違いは sort と sort_by の違いと同じです。 詳細は Enumerable#sort_by を参照してください。
a = %w(albatross dog horse) a.minmax_by {|x| x.length } #=> ["dog", "albatross"] [].minmax_by{} # => [nil, nil]
[SEE_ALSO] Enumerable#sort_by
name
to_s
-
[TODO]
キーのフルパスを 'HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\foo\bar' のような形で返します。
none? -> bool
none? {|obj| ... } -> bool
-
ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトのすべての 要素が偽であれば真を返します。そうでなければ偽を返します。
ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトのすべての要素を ブロックで評価した結果が、すべて偽であれば真を返します。 そうでなければ偽を返します。
%w{ant bear cat}.none? {|word| word.length == 5} #=> true %w{ant bear cat}.none? {|word| word.length >= 4} #=> false [].none? #=> true [nil].none? #=> true [nil,false].none? #=> true
one? -> bool
one? {|obj| ... } -> bool
-
ブロックを指定しない場合は、 Enumerable オブジェクトの要素のうち ちょうど一つだけが真であれば、真を返します。 そうでなければ偽を返します。
ブロックを指定した場合は、Enumerable オブジェクトの要素を ブロックで評価した結果、一つの要素だけが真であれば真を返します。 そうでなければ偽を返します。
%w{ant bear cat}.one? {|word| word.length == 4} #=> true %w{ant bear cat}.one? {|word| word.length >= 4} #=> false [ nil, true, 99 ].one? #=> false [ nil, true, false ].one? #=> true
open(subkey, desired = KEY_READ, opt = REG_OPTION_RESERVED)
-
[TODO]
Win32::Registry.open(self, subkey, desired, opt) と同じです。
open?
-
[TODO]
opened?
-
[TODO]
キーがまだ閉じられていない場合,真を返します。
parent
-
[TODO]
親のキーを表す Win32::Registry オブジェクトを返します。 定義済キーでは nil を返します。
partition -> Enumerable::Enumerator
partition {|item| ... } -> [[object], [object]]
-
各要素を、ブロックの条件を満たす要素と満たさない要素に分割します。 各要素に対してブロックを評価して、その値が真であった要素の配列と、 偽であった要素の配列の 2 つを配列に入れて返します。
例:
[10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 0].partition {|i| i % 3 == 0 } #=> [[9, 6, 3, 0], [10, 8, 7, 5, 4, 2, 1]]
read(name, *rtype)
-
[TODO]
レジストリ値 name を読み,[ type, data ] の配列で返します。 name が nil の場合,(標準) レジストリ値が読み込まれます。
type はレジストリ値の型です。(⇒Win32::Registry::Constants) data はレジストリ値のデータで,クラスは以下の通りです:
- REG_SZ, REG_EXPAND_SZ String
- REG_MULTI_SZ String の配列
- REG_DWORD, REG_DWORD_BIG_ENDIAN, REG_QWORD Integer
- REG_BINARY String (バイナリデータを含みます)
オプション引数 rtype が指定されていた場合,レジストリ値の型が 与えられた rtype の配列に存在するかチェックされ,存在しない場合に TypeError が発生します。
read_s(name)
read_i(name)
read_bin(name)
-
[TODO]
型がそれぞれ REG_SZ(read_s), REG_DWORD(read_i), REG_BINARY(read_bin) であるレジストリ値 name を読み,その値を返します。
型がマッチしなかった場合,TypeError が発生します。
read_s_expand(name)
-
[TODO]
型が REG_SZ または REG_EXPAND_SZ であるレジストリ値 name を読み, その値を返します。
型が REG_EXPAND_SZ だった場合,環境変数が置換された値が返ります。 REG_SZ または REG_EXPAND_SZ 以外だった場合,TypeError が発生します。
reject -> Enumerable::Enumerator
reject {|item| ... } -> [object]
-
各要素に対してブロックを評価し、 その値が偽であった要素を集めた新しい配列を返します。 条件を反転させた select です。
例:
# 偶数を除外する (奇数を集める) [1, 2, 3, 4, 5, 6].reject {|i| i % 2 == 0 } # => [1, 3, 5]
[SEE_ALSO] Enumerable#select
reverse_each -> Enumerable::Enumerator
reverse_each {|element| ... } -> self
-
逆順に各要素に対してブロックを評価します。
内部で各要素を保持した配列を作ります。
sort -> [object]
sort {|a, b| ... } -> [object]
-
全ての要素を昇順にソートした配列を生成して返します。
ブロックなしのときは <=> メソッドを要素に対して呼び、 その結果をもとにソートします。
<=> 以外でソートしたい場合は、ブロックを指定します。 この場合、ブロックの評価結果を元にソートします。 ブロックの値は、a > b のとき正、a == b のとき 0、 a < b のとき負の整数を、期待しています。 ブロックが整数以外を返したときは例外 TypeError が発生します。
Enumerable#sort は安定ではありません (unstable sort)。 安定なソートが必要な場合は Enumerable#sort_by を使って工夫する必要があります。 詳しくは Enumerable#sort_by の項目を参照してください。
※ 比較結果が同じ要素は元の順序通りに並ぶソートを 「安定なソート (stable sort)」と言います。
[SEE_ALSO] Enumerable#sort_by
sort_by -> Enumerable::Enumerator
sort_by {|item| ... } -> [object]
-
ブロックの評価結果を <=> メソッドで比較することで、self を昇 順にソートします。ソートされた配列を新たに生成して返します。
つまり、以下とほぼ同じ動作をします。
class Array def sort_by self.map {|i| [yield(i), i] }. sort {|a, b| a[0] <=> b[0] }. map {|i| i[1]} end end
Enumerable#sort と比較して sort_by が優れている点として、 比較条件が複雑な場合の速度が挙げられます。 sort_by を使わない以下の例では比較を行う度に downcase が実行されます。 従って downcase の実行速度が遅ければ sort の速度が致命的に低下します。
p ["BAR", "FOO", "bar", "foo"].sort {|a, b| a.downcase <=> b.downcase }
一方、次のように sort_by を使うと downcase の実行回数は要素数と同じです。 つまり、その部分の実行時間は O(n) のオーダーです。
p ["BAR", "FOO", "bar", "foo"].sort_by {|v| v.downcase }
以下の、実行回数の検証結果を参照してみてください。
class Integer def count $n += 1 self end end ary = [] 1.upto(1000) {|v| ary << rand(v) } $n = 0 ary.sort {|a,b| a.count <=> b.count } p $n # => 18200 $n = 0 ary.sort_by {|v| v.count } p $n # => 1000
Enumerable#sort_by は安定ではありません (unstable sort)。 ただし、sort_by を以下のように使うと安定なソートを実装できます。
i = 0 ary.sort_by {|v| [v, i += 1] }
※ 比較結果が同じ要素は元の順序通りに並ぶソートを 「安定なソート (stable sort)」と言います。
[SEE_ALSO] Enumerable#sort
take(n) -> Array
-
Enumerable オブジェクトの先頭から n 要素を配列として返します。
- [PARAM] n:
- 要素数を指定します。
a = [1, 2, 3, 4, 5, 0] a.take(3) # => [1, 2, 3]
take_while -> Enumerable::Enumerator
take_while {|element| ... } -> Array
-
Enumerable オブジェクトの要素を順に偽になるまでブロックで評価します。 最初に偽になった要素の手前の要素までを配列として返します。
a = [1, 2, 3, 4, 5, 0] a.take_while {|i| i < 3 } # => [1, 2]
write(name, type, data)
-
[TODO]
レジストリ値 name に型 type で data を書き込みます。 name が nil の場合,(標準) レジストリ値に書き込みます。
type はレジストリ値の型です。(⇒Win32::Registry::Constants) data のクラスは Win32::Registry#read メソッドに準じていなければなりません。
write_s(name, value)
write_i(name, value)
write_bin(name, value)
-
[TODO]
レジストリ値 name に value を書き込みます。
レジストリ値の型はそれぞれ REG_SZ(write_s), REG_DWORD(write_i), REG_BINARY(write_bin) です。
zip(*lists) -> [[object]]
zip(*lists) {|v1, v2, ...| ...} -> nil
-
self と引数に渡した配列の各要素からなる配列の配列を生成して返します。 生成される配列の要素数は self の要素数と同じです。
ブロック付きで呼び出した場合は、 self と引数に渡した配列の各要素を順番にブロックに渡します。
- [PARAM] lists:
- 配列を指定します。配列でない場合は to_a メソッドにより配列に変換します。
例:
p (1..3).zip([4,5,6], [7,8,9]) # => [[1, 4, 7], [2, 5, 8], [3, 6, 9]] p (1..2).zip([:a,:b,:c], [:A,:B,:C,:D]) # => [[1, :a, :A], [2, :b, :B]] p (1..5).zip([:a,:b,:c], [:A,:B,:C,:D]) # => [[1, :a, :A], [2, :b, :B], # [3, :c, :C], [4, nil, :D], [5, nil, nil]]
例:
p [1,2,3].zip([4,5,6], [7,8,9]) {|ary| p ary } # => [1, 4, 7] # [2, 5, 8] # [3, 6, 9] # nil
定数
HKEY_CLASSES_ROOT
HKEY_CURRENT_USER
HKEY_LOCAL_MACHINE
HKEY_PERFORMANCE_DATA
HKEY_CURRENT_CONFIG
HKEY_DYN_DATA
-
[TODO]
それぞれの定義済キーを表す Win32::Registry オブジェクトです。
詳細は以下の MSDN Library を参照してください。
HKEY_CLASSES_ROOT
HKEY_CURRENT_USER
HKEY_LOCAL_MACHINE
HKEY_USERS
HKEY_PERFORMANCE_DATA
HKEY_PERFORMANCE_TEXT
HKEY_PERFORMANCE_NLSTEXT
HKEY_CURRENT_CONFIG
HKEY_DYN_DATA
-
[TODO]
定義済キー値。 これらは Integer で、Win32::Registry オブジェクトではありません。
STANDARD_RIGHTS_READ
STANDARD_RIGHTS_WRITE
KEY_QUERY_VALUE
KEY_SET_VALUE
KEY_CREATE_SUB_KEY
KEY_ENUMERATE_SUB_KEYS
KEY_NOTIFY
KEY_CREATE_LINK
KEY_READ
KEY_WRITE
KEY_EXECUTE
KEY_ALL_ACCESS
-
[TODO]
セキュリティアクセスマスク。
MAX_KEY_LENGTH
MAX_VALUE_LENGTH
-
[TODO]
REG_NONE
REG_SZ
REG_EXPAND_SZ
REG_BINARY
REG_DWORD
REG_DWORD_LITTLE_ENDIAN
REG_DWORD_BIG_ENDIAN
REG_LINK
REG_MULTI_SZ
REG_RESOURCE_LIST
REG_FULL_RESOURCE_DESCRIPTOR
REG_RESOURCE_REQUIREMENTS_LIST
REG_QWORD
REG_QWORD_LITTLE_ENDIAN
-
[TODO]
レジストリ値の型。
REG_CREATED_NEW_KEY
REG_OPENED_EXISTING_KEY
-
[TODO]
キーが新しく作られたか、既存キーが開かれたか。 Win32::Registry#disposition メソッドも参照してください。
REG_WHOLE_HIVE_VOLATILE
REG_REFRESH_HIVE
REG_NO_LAZY_FLUSH
REG_FORCE_RESTORE
-
[TODO]
REG_OPTION_RESERVED
REG_OPTION_NON_VOLATILE
REG_OPTION_VOLATILE
REG_OPTION_CREATE_LINK
REG_OPTION_BACKUP_RESTORE
REG_OPTION_OPEN_LINK
REG_LEGAL_OPTION
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[TODO]