Ruby 1.9.3 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > rubygems/uninstallerライブラリ > Gem::Uninstallerクラス

class Gem::Uninstaller + Gem::UserInteraction + Gem::DefaultUserInteraction

クラスの継承リスト: Gem::Uninstaller < Gem::UserInteraction < Gem::DefaultUserInteraction < Object < Kernel < BasicObject

要約

Gem のアンインストールを行うためのクラスです。

特異メソッド

new(gem, options = {})

自身を初期化します。

[PARAM] gem:
アンインストールする Gem を指定します。
[PARAM] options:
オプションを指定します。
ui -> Gem::ConsoleUI

デフォルトの UI を返します。

ui=(new_ui)

デフォルトの UI を新しくセットします。

デフォルトの UI を明確にセットしたことがなければ、シンプルなコンソールベースの Gem::UserInteraction を自動的に使用します。

[PARAM] new_ui:
新しい UI を指定します。
use_ui(new_ui) { ... }

与えられたブロックを評価している間だけ UI として new_ui を使用します。

[PARAM] new_ui:
新しい UI を指定します。

インスタンスメソッド

alert(*args) -> ()

INFO レベルのアラートを出力します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
alert_error(*args) -> ()

ERROR レベルのアラートを出力します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
alert_warning(*args) -> ()

WARNING レベルのアラートを出力します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
ask(*args) -> String

質問をして、ユーザの入力を待ち受けて回答を返します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
ask_if_ok(spec) -> bool

アンインストール指定された Gem を削除すると依存関係を満たせなくなる場合に呼び出されます。

[PARAM] spec:
アンインストール指定されている Gem の Gem::Specification を指定します。
ask_yes_no(*args) -> bool

イエス、ノーで答える質問をします。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
[RETURN]
ユーザの回答がイエスの場合は真を、ノーの場合は偽を返します。
bin_dir -> String

Gem でインストールされたコマンドのあるディレクトリを返します。

choose_from_list(*args) -> Array

リストから回答を選択する質問をします。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
[RETURN]
選択肢の名称と選択肢のインデックスを要素とする配列を返します。
dependencies_ok?(spec) -> bool

アンインストール指定された Gem を削除しても依存関係を満たすことができるか どうかチェックします。

[PARAM] spec:
アンインストール指定されている Gem の Gem::Specification を指定します。
gem_home -> String

Gem がインストールされているディレクトリを返します。

path_ok?(spec) -> bool

アンインストール指定されている Gem がインストールされているパスをチェックします。

[PARAM] spec:
Gem::Specification を指定します。
remove(spec, list)

指定された Gem を削除します。

[PARAM] spec:
アンインストール指定されている Gem の Gem::Specification を指定します。
[PARAM] list:
アンインストールする Gem のリストを指定します。 このパラメータは破壊的に変更されます。
[EXCEPTION] Gem::DependencyRemovalException:
アンインストール指定された Gem を削除すると 依存関係が壊れる場合に発生します。
[EXCEPTION] Gem::GemNotInHomeException:
アンインストール指定された Gem が所定の ディレクトリにそんないしない場合に発生します。
remove_all(list)

list で与えられた Gem を全てアンインストールします。

[PARAM] list:
アンインストールする Gem のリストを指定します。
remove_executables(gemspec)

与えられた Gem::Specification に対応する実行ファイルを削除します。

[PARAM] gemspec:
アンインストール指定されている Gem の Gem::Specification を指定します。
say(*args) -> ()

与えられた文字列を表示します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
spec -> Gem::Specification

Gem::Uninstaller#uninstall_gem の実行中のみセットされます。

terminate_interaction(*args) -> ()

アプリケーションを終了します。

[PARAM] args:
委譲先のメソッドに与える引数です。
ui -> Gem::ConsoleUI

デフォルトの UI を返します。

[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.ui

ui=(new_ui)

デフォルトの UI を新しくセットします。

[PARAM] new_ui:
新しい UI を指定します。

[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.ui=

uninstall

Gem をアンインストールします。

スペックファイルやキャッシュも削除します。

uninstall_gem(spec, specs)

与えられた spec に対応する Gem をアンインストールします。

[PARAM] spec:
アンインストール指定されている Gem の Gem::Specification を指定します。
[PARAM] specs:
アンインストールする Gem のリストを指定します。 このパラメータは破壊的に変更されます。
use_ui(new_ui) { ... }

与えられたブロックを評価している間だけ UI として new_ui を使用します。

[PARAM] new_ui:
新しい UI を指定します。

[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.use_ui

class Gem::Uninstaller