class Logger::LogDevice::LogDeviceMutex + MonitorMixin
クラスの継承リスト: Logger::LogDevice::LogDeviceMutex < MonitorMixin < Object < Kernel < BasicObject
要約
ログの出力先ファイルを同期するためのクラスです。
@see MonitorMixin
インスタンスメソッド
mon_enter -> ()
-
モニターをロックします。
一度に一つのスレッドだけがモニターをロックできます。 既にモニターがロックされている場合は、ロックが開放されるまで そのスレッドは待ちます。
Mutex#lock に相当します。 Mutex#lock と違うのは現在のモニターの所有者が現在実行されているスレッドである場合、 何度でもロックできる点です。ロックした回数だけ mon_exit を呼ばなければモニターは 解放されません。
例:
require 'monitor' buf = [] buf.extend(MonitorMixin) buf.mon_enter buf.mon_enter
Mutex#lock ではデッドロックが起きます。
例:
require 'thread' m = Mutex.new m.lock m.lock # => deadlock; recursive locking (ThreadError)
mon_exit -> ()
-
モニターのロックを解放します。
mon_enter でロックした回数だけ mon_exit を 呼ばなければモニターは解放されません。
モニターが解放されればモニターのロック待ちになっていた スレッドが一つ実行を再開します。
- [EXCEPTION] ThreadError:
- ロックを持っていないスレッドが呼びだした場合に発生します
mon_synchronize { ... } -> object
synchronize { ... } -> object
-
モニターをロックし、ブロックを実行します。実行後に必ずモニターのロックを解放します。
ブロックの評価値を返り値として返します。
[SEE_ALSO] MonitorMixin#mon_enter
mon_try_enter -> bool
try_mon_enter -> bool
-
モニターのロックを取得しようと試みます。 ロックに成功した(ロックが開放状態だった、もしくは ロックを取得していたスレッドが自分自身であった)場合には 真を返します。
ロックができなかった場合は偽を返し、実行を継続します。この場合には スレッドはブロックしません。
new_cond -> MonitorMixin::ConditionVariable
-
モニタに関連付けられた、新しい MonitorMixin::ConditionVariable を生成して返します。