Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > File::Constantsモジュール

module File::Constants

クラスの継承リスト: File::Constants

要約

File に関る定数を集めたモジュール。

File はこのモジュールをインクルードしているので、 以下に挙げる定数は File の定数のように扱うことができます。

Ruby 1.8 以降では、File ではなく、IO でインクルード されるようになりました。

定数

APPEND -> Integer

追記モードでファイルを開くときに指定します。 File.openで使用します。

CREAT -> Integer

ファイルがなければ作成するよう指定します。 File.openで使用します。

EXCL -> Integer

CREATと併用し、もしファイルが既にある場合には失敗します。 File.openで使用します。

FNM_CASEFOLD -> Integer

アルファベットの大小文字を区別せずにパターンマッチを行います。 File.fnmatch, Dir.globで使用します。

FNM_DOTMATCH -> Integer

ワイルドカード `*', `?', `[]' が先頭の `.' にマッチするようになります。 File.fnmatch, Dir.globで使用します。

1.8.0以前では、FNM_DOTMATCHという名前でした。

FNM_NOESCAPE -> Integer

エスケープ文字 `\' を普通の文字とみなします。 File.fnmatch, Dir.globで使用します。

FNM_PATHNAME -> Integer

ワイルドカード `*', `?', `[]' が `/' にマッチしなくなります。 シェルのパターンマッチにはこのフラグが使用されています。 File.fnmatch, Dir.globで使用します。

FNM_SYSCASE -> Integer

case hold なファイルシステムの場合、FNM_CASEFOLD の値になり、そうでなければゼロの値になります。 File.fnmatch, Dir.globで使用します。

LOCK_EX -> Integer

排他ロック。同時にはただひとつのプロセスだけがロックを保持できます。 File#flock で使用します。

LOCK_NB -> Integer

ロックの際にブロックしない。他の指定と or することで指定します。 File#flock で使用します。

LOCK_SH -> Integer

共有ロック。複数のプロセスが同時にロックを共有できます。 File#flock で使用します。

LOCK_UN -> Integer

アンロック。File#flock で使用します。

NOCTTY -> Integer

自身がTTY制御しないようにTTYを開きます。 File.openで使用します。

NONBLOCK -> Integer

ファイルが利用可能じゃなくてもブロックしません。 File.openで使用します。

RDONLY -> Integer

読み込みのみのモードでファイルを開くときに指定します。 File.openで使用します。

RDWR -> Integer

読み書き両方のモードでファイルを開くときに指定します。 File.openで使用します。

SYNC -> Integer

ファイルを同期モードで開きます。 open(2) で O_SYNCが指定できる場合に使えます。 File.openで使用します。

TRUNC -> Integer

もしファイルが存在するなら、中身を抹消してサイズをゼロにします。 File.openで使用します。

WRONLY -> Integer

書き込みのみのモードでファイルを開くときに指定します。 File.openで使用します。

module File::Constants