class Gem::Commands::ServerCommand + Gem::Command + Gem::UserInteraction + Gem::DefaultUserInteraction
クラスの継承リスト: Gem::Commands::ServerCommand < Gem::Command < Gem::UserInteraction < Gem::DefaultUserInteraction < Object < Kernel < BasicObject
要約
ローカルにインストールされている Gem パッケージとそのドキュメントを HTTP サーバに 載せて公開するためのクラスです。
特異メソッド
add_common_option(*args) {|value, options| ... }
-
全てのコマンドに共通するオプションを登録するためのメソッドです。
- [PARAM] args:
- 追加するオプションの情報を指定します。
add_specific_extra_args(cmd, args)
-
与えられたコマンドに対応する追加の引数を追加します。
- [PARAM] cmd:
- コマンド名を指定します。
- [PARAM] args:
- 追加の引数を配列か、空白で区切った文字列で指定します。
build_args -> Array
-
Gem をビルドするときに使用するパラメータを返します。
build_args=(value)
-
Gem をビルドするときに使用するパラメータをセットします。
- [PARAM] value:
- Gem をビルドするときに使用するパラメータを指定します。
common_options -> Array
-
共通の引数を返します。
extra_args -> Array
-
追加の引数を返します。
extra_args=(value)
-
追加の引数をセットします。
- [PARAM] value:
- 配列を指定します。
specific_extra_args(cmd) -> Array
-
与えられたコマンドに対応する追加の引数を返します。
特別な追加引数はプログラムの開始時に Gem の設定ファイルから読み込まれます。
- [PARAM] cmd:
- コマンド名を指定します。
specific_extra_args_hash -> Hash
-
特別な追加引数へのアクセスを提供します。
ui -> Gem::ConsoleUI
-
デフォルトの UI を返します。
ui=(new_ui)
-
デフォルトの UI を新しくセットします。
デフォルトの UI を明確にセットしたことがなければ、シンプルなコンソールベースの Gem::UserInteraction を自動的に使用します。
- [PARAM] new_ui:
- 新しい UI を指定します。
use_ui(new_ui) { ... }
-
与えられたブロックを評価している間だけ UI として new_ui を使用します。
- [PARAM] new_ui:
- 新しい UI を指定します。
インスタンスメソッド
add_extra_args(args) -> Array
-
$HOME/.gemrc から読み込んだ引数を追加します。
- [PARAM] args:
- 追加する引数を配列で指定します。
add_option(*opts) {|value, options| ... }
-
コマンドに対するコマンドラインオプションとハンドラを追加します。
ブロックには、コマンドライン引数の値とそのオプションが渡されます。 オプションはハッシュになっています。
- [PARAM] opts:
- オプションを指定します。
[SEE_ALSO] OptionParser#make_switch
alert(*args) -> ()
-
INFO レベルのアラートを出力します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
alert_error(*args) -> ()
-
ERROR レベルのアラートを出力します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
alert_warning(*args) -> ()
-
WARNING レベルのアラートを出力します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
arguments -> String
-
このメソッドはサブクラスで再定義されます。 コマンドが取る引数の説明を表示するために使用します。
サブクラスで実装する場合は、一つの引数につき一行で、左揃えの文字列を返すようにしてください。
ask(*args) -> String
-
質問をして、ユーザの入力を待ち受けて回答を返します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
ask_yes_no(*args) -> bool
-
イエス、ノーで答える質問をします。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
- [RETURN]
- ユーザの回答がイエスの場合は真を、ノーの場合は偽を返します。
begins?(long, short) -> bool
-
long が short で始まる文字列である場合真を返します。そうでない場合は偽を返します。
- [PARAM] long:
- 長いコマンドラインオプションを指定します。
- [PARAM] short:
- 短いコマンドラインオプションを指定します。
choose_from_list(*args) -> Array
-
リストから回答を選択する質問をします。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
- [RETURN]
- 選択肢の名称と選択肢のインデックスを要素とする配列を返します。
command -> String
-
コマンドの名前を返します。
defaults -> Hash
-
デフォルトのオプションを返します。
defaults=(hash)
-
コマンドで使用するデフォルトのオプションをセットします。
- [PARAM] hash:
- オプションをハッシュで指定します。
defaults_str -> String
-
このメソッドはサブクラスで再定義されます。 コマンドのオプションで使用するデフォルト値を表示するために使用する文字列を返します。
[SEE_ALSO] Gem::Command#arguments
description -> String
-
このメソッドはサブクラスで再定義されます。 コマンドが実行することを説明する文字列を返します。
execute -> ()
-
このメソッドはサブクラスで再定義されます。 コマンドを実行します。
- [EXCEPTION] RuntimeError:
- このメソッドがサブクラスで再定義されていない場合に発生します。
get_all_gem_names -> Array
-
コマンドラインで与えられた Gem の名前を全て取得して返します。
- [EXCEPTION] Gem::CommandLineError:
- コマンドライン引数から Gem の名前を取得できない場合に発生します。
get_one_gem_name -> String
-
コマンドラインで与えられた Gem の名前を一つ取得して返します。
- [EXCEPTION] Gem::CommandLineError:
- コマンドライン引数から Gem の名前を一つだけ取得できない場合に発生します。
get_one_optional_argument -> String
-
コマンドラインからオプショナルな引数を取得して返します。
- [RETURN]
- 一つ以上、指定した場合は最初の値を返します。一つも指定していない場合は nil を返します。
handle_options(args)
-
与えられた引数のリストをパースして結果を記録します。
- [PARAM] args:
- 引数のリストを指定します。
handles?(args) -> bool
-
与えられた引数リストを処理することが出来れば真を返します。処理できない場合は偽を返します。
- [PARAM] args:
- 引数リストを指定子明日。
invoke(*args)
-
与えられた引数を使用してコマンドを呼び出します。
- [PARAM] args:
- 引数のリストです。
merge_options(new_options) -> Hash
-
与えられたオプションとデフォルトのオプションをマージします。 しかし、新しいオプションに同一のキーがあってもデフォルトのオプションは変更されません。
- [PARAM] new_options:
- 新しいコマンドオプションをハッシュで指定します。
options -> Hash
-
コマンドで使用するオプションを返します。
program_name -> String
-
コマンドラインで実行するときに使用するプログラム名を返します。
program_name=(name)
-
コマンドラインで実行するときに使用するプログラム名をセットします。
- [PARAM] name:
- プログラム名を指定します。
remove_option(name)
-
与えられた名前に一致するコマンドラインオプションを削除します。
- [PARAM] name:
- 削除したいコマンドラインオプションの名前を指定します。
say(*args) -> ()
-
与えられた文字列を表示します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
show_help -> ()
-
コマンドの使用方法を表示します。
show_lookup_failure(gem_name, version, errors = nil) -> ()
-
Gem が見つからなかった場合、メッセージを表示するために使用するメソッドです。
- [PARAM] gem_name:
- Gem の名前を指定します。
- [PARAM] version:
- Gem のバージョンを指定します。
- [PARAM] errors:
- Gem が見つからなかった理由を表すオブジェクトを格納した配列を指定します。
summary -> String
-
コマンドの短い説明を返します。
summary=(description)
-
コマンドの短い説明をセットします。
- [PARAM] description:
- コマンドの短い説明を指定します。
terminate_interaction(*args) -> ()
-
アプリケーションを終了します。
- [PARAM] args:
- 委譲先のメソッドに与える引数です。
ui -> Gem::ConsoleUI
-
デフォルトの UI を返します。
[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.ui
ui=(new_ui)
-
デフォルトの UI を新しくセットします。
- [PARAM] new_ui:
- 新しい UI を指定します。
[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.ui=
usage -> String
-
このメソッドはサブクラスで再定義されます。 個々の gem コマンドの使用方法を返します。
use_ui(new_ui) { ... }
-
与えられたブロックを評価している間だけ UI として new_ui を使用します。
- [PARAM] new_ui:
- 新しい UI を指定します。
[SEE_ALSO] Gem::DefaultUserInteraction.use_ui
when_invoked { ... } -> Proc
-
コマンドが実行されたときに評価するブロックを登録します。
通常のコマンド呼び出しは、そのコマンドクラスの execute メソッドを実行するだけです。 このメソッドでブロックを登録すると、通常の呼び出しを上書きすることができます。 これはテストメソッドで正しくコマンドの呼び出しが実行されたことを確認するのに使用することが出来ます。
定数
HELP -> String
-
ヘルプメッセージを表す文字列です。